設立費用が安くて(株式会社の3分の1程度)、設立手続きが簡単で、しかも設立してからも手間が少なく、イイところだらけの合同会社ですが…
実際に会社を運営して、営業先で名刺交換をする際に、
「合同会社って何ですか?」「そんな会社があるんですか?」
合同会社の知名度は、世間一般にそれほど広まっているわけではありませんから、このような質問を受けることがあります。
それに対して、毎回、「合同会社というのは…」などといちいち説明するのは面倒です。
また、信頼度の面からも、まだまだ株式会社のほうが世間には受け入れられやすい状況です(昔は、株式会社と有限会社を比較され、「有限ではちょっと…」と断れたケースもあると聞きます)。
そのため、合同会社を設立されても、数年後(中には1年以内)には株式会社に組織変更される方がいらっしゃます。
顧客、取引先が固定しているのであれば、それほど考えることもありませんが、そうでない場合には、その点も含めて、本当に合同会社でよいのか、ご検討ください。
信頼性があって営業しやすい株式会社からスタートすることも良いかもしれません。